2008年6月17日 (火)

盛岡で障害者政策を学ぶ

 6月14日朝、大きな地震が岩手・宮城県を襲う。今日から、DPI日本会議全国集会が岩手県盛岡市で行なわれることになっている。私は、15日に盛岡に行く予定にしていた。気が気でなくテレビ画面を見入る。山間部でがけ崩れにより、ひどい被害が発生している。会場になっている「いわて県民情報交流センター」に電話する。大丈夫で通常通り会合などが行なわれているという。でも、東北新幹線が終日全面ストップ。心配しながら、「中野・環境まつり2008」に行く。

 15日、新幹線の運行状況が危ぶまれたが、通常通り運行ということで、朝一番の「はやて」に乗って盛岡に行く。盛岡駅前の「いわて県民情報交流センター アイーナ」は8階まで吹き抜けのすごくりっぱな建物でびっくり。図書館をはじめ子育て支援センター、男女共同参画センター、環境学習センターなど、たくさんの県の施設が入っている。各フロアーのテーブルは自習する中学生達でいっぱいだった。前日、盛岡に向かった人達は、新幹線の中に10時間以上閉じ込められたという。大変だったそうだ。

 事実上、今日から始まった全国集会のテーマは「地域で共に学び、暮らせる社会へ~おでんせ!岩手~」。内閣府参事官と東俊弘弁護士から「障害者の権利条約と障害者基本法の見直し」の特別報告を受ける。「障害者差別禁止法と自治体条例の制定に向けて」のシンポジウムでは、千葉県条例や岩手県での条例制定に向けての取り組みなどの報告が参考になった。障害関係団体だけではなく、企業経営者など様々な人達が一緒に議論していくことの大切さを、千葉県の事例から学ぶことができた。午後からは交通バリアフリー新法のことや、障害者団体などで検討されている「福祉サービス法(仮称)」の報告を、北野誠一東洋大学教授や尾上浩二DPI事務局長から聞く。会が終わってから、パネラーでいらしていた、日本ALS協会岩手県支部の大澤さんにごあいさつ。

 その日のうちに中野に戻る。帰りの新幹線から遠く「くりこま高原」を見る。山が大きく崩れ、甚大な被害が発生しているが、車窓からは、静かに田園風景が広がり、山と空は夕焼けに染まっていた。

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2008年6月 9日 (月)

地域福祉を学ぶ

 土曜日は、中野区伝統工芸展へ。毎年、手描友禅など楽しませていただいています。我が家の近くの和菓子「きくや」さんが、毎年、出品されています。目の前の実演で、みがかれた手さばきから、ぼたんやあやめなどのきれいな創作和菓子が生み出されていきます。お茶うけに最高です。お店の場所がわかりにくいのですが、中野1丁目のさくら館の近くです。

 その日の午後は、福祉社会学会に行きました。「脱福祉国家施策における身体の政治を考える」というタイトルでパネルディスカッションが行われました。はやりの「健康志向」が、「介護予防」や「メタボ」の行政施策にどのような影響を与えてきたのか、大変興味深い研究報告をいろいろ聞くことができました。

 その後、夜はボランティア学会の「カフェ連」という、勉強会に行きました。「ソーシャルインクルージョン」をいかにすすめていくか、栗原彬教授などを交えての意見交換ではいろいろな出会いもありました。京都の同志社大学の「町屋」や、東京の特例子会社で働く方など、今度行ってみよーと。

 翌日、日曜日は朝から、また福祉社会学会に行き、立命館や立教の大学院で出会った方々の、「高齢者と介護」の部会での研究報告を聞きました。ほんとうに参考になります。

 午後から、中野に戻り、「スマイル福祉まつり」を楽しみました。それまで勉強づけ?だったので、ほんとうに楽しかったです。スマイルまつりは年々にぎやかになっているようです。ホールでのフィナーレでは、みんなと竹笛を吹いたり、踊ったり。

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後期高齢者医療制度 怒りの質問おわる

 先週の金曜日に質問が終わりました。事前にお知らせもしなくてすみません。15分の持ち時間(正味9分)ですが、その間に4項目はやはりきつかったかなーと思いました、最後まで、どう質問原稿を短くするのかで苦労しました。項目は4つ。

1.後期高齢者医療制度について  2.災害時の要援護者の避難対策について 3.療育センターアポロ園の建て替えについて  4.受動喫煙の防止について

 怒っているようだったねとの感想をいただきましたが、怒っていたという自覚症状はないです。でも、質問日の朝のニュースで、「後期高齢者の保険料の負担が軽くなった人が7割だったという厚生労働省の調査結果が、実は55%でした。新しく保険料の対象になる被扶養者を入れていませんでした。」ということを聞いて、厚労省の調査のあまりのおそまつさに、質問原稿を書き直しながら、頭に来ていた気持ちが、そのまま続いていたのかもしれません。

 低所得者ほど負担が重くなっている人が多いということや、後期高齢者を対象にした診療報酬の設定が問題ある、区は広域連合にどのような要望を出しているのか、区長の見解など質問しました。もちろんこういう状態を改善できなかった、自分への怒りをこめて。

 中野駅北口、南口の喫煙場所が受動喫煙の場所にもなっているので、移動を早急に検討するようにと質問しました。特に、南口の喫煙場所の隣は、車いす利用者のタクシー降車場所になっていて、煙を浴びるので、利用できないという苦情が前から寄せられています。なかなか改善されないままになっています。健康福祉都市宣言をしている中野の顔になる駅前で、こんな状態を放置しておいていいのでしょうか。やはり、怒っています。

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2008年4月16日 (水)

後期高齢者医療制度

  昨日から、後期高齢者の医療保険料の年金からの天引きがはじまった。少子高齢化が急速に進む中、医療保険制度を維持するために、何らかの負担増は避けられないと思うが、制度設計の悪さ、広報の悪さ、準備の悪さで不満の声が大きくなっている。

 今日、全国の自治体議員でつくる虹と緑の政策研究会で、厚生労働省保険局高齢者医療企画室の担当者と質疑応答の場を持った。私からは3点質問した。

 負担の仕方の筋が通っていないのではないか。保険料は個人単位の負担になるのに、医療機関の窓口での支払い額は世帯単位のままである。今まで世帯主の夫が保険料を払い、被扶養者で保険料を払っていなかった妻が、高齢になってから少ない年金から保険料を払うことになる。それなのに、夫の所得が高くて窓口負担が3割の場合は、年金額の少ない妻の窓口負担も3割である。保険料負担を個人単位にするのなら、窓口負担も個人単位にするべきである。高齢になってから個人単位にするのではなく、若い時から保険料は個人単位にした方がいいのではないだろうか。

 負担はしても、給付される医療サービスが制限されるのではないかという不安に対しての説明が十分されていないのではないか。「高齢者担当医」の仕組みがよくわからない。定額で何回も相談できるというが、本当に何回も相談できるのだろうか。介護保険の要支援も定額で利用できるサービスには制限があるように、医療も600点の範囲で利用サービスは制限されるのではないか。厚労省は、手術とか大きな変化があれば、定額以上に加算できると説明するが、大きな変化がない慢性疾患の場合は、医療点数の範囲内の医療サービスに現実的に制限されるのではないか。

 終末期の医療についての説明がない。「本人の意思を尊重した、納得できる終末期の医療を受けることができるようにする」と、説明資料に書かれているが、延命措置を行なわないなど、本人の「生きたい」を支えるものにはならないのではないか。続きはまたの機会に。

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2008年3月29日 (土)

満開の桜と視覚障害者誘導ブロック設置工事

Dscn2021  中野駅北口を下りると、工事看板が目に入った。3月中旬から下旬という期間表示で、視覚障害者誘導ブロックを設置する工事が、ようやく行われる。先日、予算特別委員会で質問しただけに、うれしい。今日は29日、月末31日まであと3日間での突貫工事なのだろうか。Dscn2018

中野区役所一帯は広域避難場所に指定されている。やっと、区役所まで誘導ブロックがつながるのだろうか。ここは都道で東京都が工事しているが、区役所の横の歩道は区道。つながるのかなー。Dscn2014

Dscn1998 昨日、今日、明日と今が最高にきれいな満開の桜。中野通りの歩道は、桜を楽しみながら歩く人たちでいっぱいです。

「るるぶ中野」が発売されました。さっそく書店で買った人に出会いました。中野の街を楽しんでください。東中野に行く線路沿いの桜並木と菜の花の絨毯もすばらしいですよ。

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2008年3月23日 (日)

歩道のバリアフリー化は?

Dscn1814  3月15日の我が家の小さな開き始めた梅の花です。もう今はすっかり開いていますが。

Dscn1816 同じ頃、中野区役所玄関脇に咲いているクリスマスローズの花です。花と緑の祭典の区民実行委員会の方々によって植えられた花です。冬の花ですが、今、白と紫にきれいに咲いています。我が家のクリスマスローズは咲いていません。

 区役所前に時計台があります。視覚障がい者用の誘導ブロックは、時計台にぶつかってとぎれていて、区役所の玄関前の誘導ブロックとつながっていません。Dscn1818

 2月29日の予算特別委員会で「歩行者空間のバリアフリー化」について質問しました。「中野区はバリアフリー化が遅れているのではないか、中野駅周辺も遅れている。視覚障がい者用の誘導ブロックはつながっていないし、弱視の人のために黄色の目立つ色にすることになっているのに、グレーのブロックもあり、基準が守られていない。アイマスクをつけて体験してみてはどうか。中野駅から区役所まで、誘導ブロックがたどれず、無事に歩ける人は少ないだろう。4月からは警察病院も開院するので、歩道のバリアフリー化にしっかり予算をつけて、早急に取り組むべきである。」との趣旨の質問をしました。ちなみに、今話題の道路特定財源は、バリアフリー化には使われていません。来年度予算では東京都の補助金と中野区の一般財源で2707万円が計上されているだけです。道路特定財源をもっとバリアフリー化にも使えるようになればいいですね。

 質問した数日後に、区役所前の歩道に、写真のようなマークが貼られました。Dscn1819 「バリアフリー歩道」と書かれています。歩道の勾配を平らにする工事を一部おこなっただけで、黄色の誘導ブロックを線としてつなげる工事をしたわけではないのに、何枚も急に貼ってなんかいやみだなー。車椅子の人が通れますよというマークだそうです。

 昨日、開院予定の警察病院前の歩道に、黄色い誘導ブロックを線として貼る工事をしていました。これが、中野駅にもつながるのはいつでしょうか。皆さん観察していてくださいね。

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2008年3月 9日 (日)

心身障害児総合医療療育センター

  板橋区小茂根にある心身障害児総合医療療育センターを見学しました。厚生労働省の委託を受けて社会福祉法人日本肢体不自由児協会が運営している総合施設です。

 18歳以下の子ども達が90人くらい入所している肢体不自由児施設「整肢療護園」や、18歳以上の人120人くらいが入所している重症心身障害児施設「むらさき愛育園」、外来療育部門などがあります。Dscn1807 写真は、子ども達が長く入所しているお部屋の様子。昼間、部屋で寝ている子はあまりいません。広い共用スペースでリハビリをしたり、遊んだりしています。

 人口呼吸器をつけたり、経管栄養などの医療的ケアが必要な子ども達が多く入所しています。1~2ヶ月の母子入園や3ヶ月までの短期入所サービスは、希望者が多くなかなか入れないそうです。短期入所は定員は12人ですが、看護士不足で6~7人くらいしか入れない状態だそうです。Dscn1810 施設の塀にある一番目立つ看板は、写真のように「看護師募集」です。看護や福祉の現場の人手不足はどこも深刻です。

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2008年2月19日 (火)

障害者の就労支援を勉強に

  2月15日、中野区議会第1回定例会がはじまった。区長の所信表明そして補正予算を審議する常任委員会後、新幹線で大阪へ。新大阪駅近くの会場で行なわれている、障害者労働研究会に参加。 「就労継続支援事業A型の未来は」というテーマで、刈谷市のNPO法人の取り組みを聞く。このままでは未来はないが、未来があるようにがんばるという、元気をもらった。

 翌日は、神戸で行なわれている虹と緑の自治体議員の政策研究会に参加。18日は滋賀県の社会的事業所の取り組みについてお話を聞きに行く。障害のある人もない人も共に働く場が、県単独の制度で実現できている。故糸賀一雄さんの「この子らを世の光に」の福祉の思想が、脈々と受け継がれている滋賀県の風と、官民こえた人の熱意とネットワークの力に感動して、東京に戻る。

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2008年2月 1日 (金)

陽川区はすごい!

  30日に韓国ソウル市の陽川区から帰ってきました。すごいなーと驚きの連続でした。歓迎式の後、陽川区の施策の説明を受け、議会を訪問した後、老人総合福祉館や障害人総合福祉館などを見学しました。老人総合福祉館では87歳の女性が日本語で説明してくれました。彼女が小さい頃教科書で覚えたという「桃太郎」の話は複雑な気持ちで聞きました。老人総合福祉館には食堂やリサイクルショップ、いこいの場の提供、低所得者の生活支援、就業のための教育、ボランティアの活動センター、認知症高齢者の24時間保護センター、リハビリなど様々な機能があります。1万人の会員で大勢のボランティアが運営を手伝っています。食堂では、平日毎日昼食が提供されていて、低所得者は無料だそうです。Dscn1581

ある部屋では、女性たちがアリランの大合唱、Dscn1580 ある部屋では男性たちがヨガ教室で大いに盛り上がっていました。パソコンの部屋やビリヤードや卓球を楽しむ部屋など、高齢者パワーに圧倒されました。

高齢者総合福祉館のシンボルマークは「うさぎ」でした。Dscn1587 私の左後ろに見える黄色いベストを着けた方々は福祉館の運営を手伝うボランティアの方々です。

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2008年1月 3日 (木)

希望のある年に

  あけましておめでとうございます

 年末から大阪の実家に行っていました。以前は実家は、ゆっくりする場所でしたが、親も年をとり、家事にいそしむ場になりました。

 行き帰りの新幹線の中で、立岩真也氏の「希望について」の本を読みました。立岩氏がこの数年の間、新聞などあちこちに書いてきた文章を集めたものです。まだ全部読み終えていませんが、いろいろなことを考えさせられています。

 例えば、「少子・高齢化社会はよい社会」の一文。「出生率が低下している大変だ」「高齢化が進んでいる大変だ」とちまたにはあふれているが、ほんとうに大変なのだろうか、という問いかけです。「大変だー」は、特に政治の世界では、私も含めてよく使ってしまうフレーズです。でも、地球温暖化や雇用の問題などを解決していくためには、いい方向かもしれないと、この文章を読んで思ってしまいます。「政策」を、少子高齢社会に寄り添うように変えていければ、希望はつくれると思いました。

 今年は希望のある年にしたいと思います。本年もよろしくお願いいたします。

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2007年11月 2日 (金)

市民の力にびっくり

 厚生委員会で京都市の「こどもみらい館」と、近江八幡市のNPO法人が運営する町家を生かしたデイサービスセンターなどを視察した。どちらも、その運営に携わる市民の力に驚かされた。各委員からの熱心な質問に対して、担当課長やNPO代表者の方からの詳しい説明があり、そのやりとりで時間が足りないほどだった。

 京都市子育て支援総合センター「こどもみらい館」は、教育行政と保健福祉行政が一体となり子育て支援サービスを提供している。7年前に33億円かけて、小学校の統廃合跡地に建設された。公立幼稚園5園が統合された「中京もえぎ幼稚園」が併設されている。りっぱな幼稚園になるということで、他の幼稚園が廃止になることに反対はなかったそうだ。1階は就学前の子どもと親が遊ぶ「こども元気ランド」。小学生以上の子ども達は、元校庭といっしょになった広い公園で遊んだり、3階の「子育て図書館」を利用したりしている。Dscn0676_2

 カウンセラーなどによる専門相談、医師による健康相談、研修を受けたボランティアによる電話相談など子育て総合相談が行なわれている。他に多様な子育て講座、幼稚園や保育園の先生たちの研修、また、様々な子育て支援に関する研究も行なわれている。

 大きな施設でたくさんの事業を行なっているのに、職員は11人。管理職が6人で事業に携わる職員はたったの5人。運営のほとんどは600人を超えるボランティアにより担われている。毎日30人のボランティアが交代で、電話相談や図書館の読み聞かせ、総合案内などを行なっている。交通費相当額として1回500円の図書券が渡されるだけなのに、なぜボランティアがたくさん集まるのかが私たちの疑問。こどもみらい館がある中京区は100軒単位の町会が多く、町会長が市政協力員として市民新聞を各家に配り、PRがされているということや、高齢化で手の空いている人が多いこと等が理由ではないかと、担当課長は説明する。新しいボランティアにも活動してもらうために、7年以上のベテランボランティアを地域に出て活動してもらうようにしていくことが課題だそうだ。京都市はボランティアを誇りに思う気風があるのだろうか。

 近江八幡市は古くからある近江商人の町の佇まいを生かしたまちづくりが行なわれている。140年以上も前の町家をバリアフリーに改装して、「NPO法人しみんふくし滋賀」がデイサービスや泊まりもできる小規模多機能型介護施設などを展開している。文化財のような手延べガラスや柱や天井の家や、ボランティアにより整備された日本庭園のような庭は、お年寄りでなくても、ほっとした暖かい気持ちになる。

Dscn0711  近江八幡市の伝統的建造物群保存地区の民家活用の協議、中心市街地活性化事業での近江八幡商工会議所TOM事業による家賃補助、滋賀県高齢者エンジョイ地域活動モデル事業での団塊の世代の活用など、行政や関係機関によるまちづくりとNPOが協働しながら、「市民福祉社会」の実現に向けての歩みがすすめられている。

 介護保険事業者として、介護の仕事をきちんと勉強した人には、きちんと報酬を払いたい。若い人がヘルパーとして仕事入ってこれるように、介護報酬を見直してほしいとのこと。精神はボランティア、福祉は営利目的ではできないとがんばる「しみんふくし滋賀」は、滋賀県でコムスンの事業を引き継ぐ。NPO法人が引き継ぐのは全国でもここだけだそうだ。介護保険制度の課題も含めてのお話は大変勉強になった。

 市民の力と行政の協働をどうすすめていくのかは、中野の大きな課題でもある。

 

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2007年10月15日 (月)

オレンジミント

 今日は、久しぶりに、オレンジミントの会におじゃまする。別名「もぐもぐの会」。障がいのある人もない人も共に(中野区のスローガンみたいだが)お料理をして、いっしょに食べる会である。朝の10時半、ヘルパーやボランティアの若者といっしょに、メンバーが次々と障害者会館に到着。

 今日のメニューは、中華丼に中華スープ、サラダと野菜が盛りだくさん。みんなといっしょに久しぶりに料理を楽しむ。おいしかった。

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2007年8月 9日 (木)

障害者雇用をすすめる

 障害者の政治参加をすすめるネットワークが大阪で行なった、「障害者市民防災について」の学習会に参加。各地から障害者当事者議員達が参加して、各自治体での障害者施策についての意見交換も行なう。

 その中で、JR西日本がへんなポスターを貼っているという情報。さっそくみんなで会場近くの新大阪駅にポスターを見に行く。「お体の不自由なお客様へ、お気軽にお声かけを」という大見出しのポスター。車椅子を押す姿や杖をついた方を誘導する姿のイラストもあり、一見親切そうに見える。しかし、下の方を見ると小さな文字で、「乗車2日前までにご連絡を」と、とても気軽に電車に乗れない条件が書いてある。「えー、今どき、ひどい」 交通バリアフリー法の趣旨にも反するのではないかということで、さっそく翌日、JR西日本の本社にみんなで抗議に行く。

 今回の大阪行きは、障害者の雇用支援や相談支援の進んだ取り組みを、あちこち学んで回ることが目的だ。豊中市の地域就労支援センター、障害者自立支援センター、障害者就労雇用支援センターの取り組み、箕面市の障害者事業団、障害者雇用支援センターの取り組み、そして、箕面市の独自事業である、障害者事業所における社会的雇用の考え方とこれからのあり方について、詳しく説明をお伺いし、現場も見学もさせていただいた。2日間にわたり、それぞれの自治体の議員の方々にも案内していただきながら、進んだ障害者雇用支援施策について、たくさん学ばせていただいた。自治体で活動する障害者の方々の長い取り組みが、行政の施策を進めている。すごいなー。さて、中野ではどのように取り組めるだろうかと考えさせられる。

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2007年8月 1日 (水)

夏は勉強の季節

 夏は勉強の季節。先日も「自治体政策特別講座」を丸二日間にわたり受講。前日は武蔵野市の住民が運営するコミュニティセンターを視察。自主参加・自主企画・自主運営を原則とする、地域市民で作るコミュニティ協議会の方々のお話に、住民自治の姿を見る。毎年、議員の受講生は増え続けているようで、今回も100人くらいで部屋がいっぱいだった。夜は、立教大学院の高橋紘士先生のクラスで、アメリカと日本の自治体の福祉政策を比較研究しているゲストの方のお話があるというので聴きに行く。考えさせられる話ばかりで、さすがに頭が疲れた。

 今日は清瀬市にある日本社会福祉事業大学に、当事者運営サービス(COS)の研究者であるフィリス・ソロモン先生の講演を聴きに行く。COSを科学的根拠に基づく実践プログラムに発展させるための、プログラム評価の研究で、大変興味深かった。講演を聴きながら、中野で当事者が運営する事業や行政の取り組みなどが頭に浮かぶ。具体的に行政の施策にどう反映させていくのか、生かしていくのか、考える課題が次々と出てくる。

 

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2007年7月27日 (金)

若年認知症家族の会

 先日、若年認知症家族の会「彩星(ほし)の会」の定例会に参加させていただく。役立つ情報が盛りだくさんの医療ソーシャルワーカーの方の講演のあとで、グループに分かれて家族同士で話し合う。その間当事者はボランティアと別室でゲームをしたり歌ったりして楽しむ。東京都だけではなく近県からも家族といっしょに参加されている方が多い。働き盛りに認知症がすすむために、仕事からも疎外されてしまい、本人も家族も大変である。その思いを共有し、励まし合ったり、情報交換したりする場が、心の支えとしても欠かせないから、遠くから参加されるのだと思う。

 いろいろ相談を受ける時、心のよりどころを必要とされているのだと思うことが多い。同じ問題を抱えている人が悩みを話し合う、ピアカウンセリングのような場が求められていると思う。

 帰りに、参議院選挙の候補者川田さんと金さんの事務所に寄る。

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2007年7月10日 (火)

消えた年金問題

  中野区役所の1階に年金相談窓口がある。5年前までは、国民年金を収める窓口は区役所だった。2002年4月から国の社会保険庁が収納事務も行なうようになり、電算データは社会保険庁にあり管理されている。社会保険庁に問い合わせないと、年金がどうなっているのか基本的にはわからない。「消えた年金問題」が明らかになった6月以降、連日100人以上の人達が、区役所の相談窓口にも問い合わせて来るそうだ。電話の場合は社会保険庁などを紹介するが、窓口にいらした場合は、社会保険庁に問い合わせて対応しているそうだ。

 「消えた年金問題」は年金不信をさらに膨らませた。一人一人の老後の支えである「年金制度」をどうしていくのか、問題は大きい。もうすぐ参議院選挙。年金問題など社会保障の制度設計にきちんと対応していく力がある候補者かどうかを見極めていきたい。

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2007年7月 5日 (木)

民間福祉サービスに係る苦情の解決をめざすために

 昨日で、第2回定例議会が終わりました。

 民間福祉サービスに係る苦情の解決をめざすために、「中野区民間福祉サービスに係る紛争の解決の促進に関する条例」が新しく成立しました。介護保険法が成立以来、民間が行なう福祉サービスに対応できる福祉オンブズ制度をつくる必要があると質問してきましたが、やっと区役所の中に10月から、その仕組みがつくられることになりました。民間福祉サービス調停委員が置かれ、苦情や紛争の調停にあたります。

 また今回の議会では、コムスンの不正行為への中野区の対応等についての報告もされました。私も本会議で「介護サービス事業者への中野区のチェック体制について」質問しました。具体的、定期的なチェックの仕組みが必要であり、中野区としての特徴的な取り組みについてききました。以下が区の答弁です

介護サービス事業者への中野区のチェック体制

事業者に対する調査指導は計画的に行っています。今年度の実地指導は地域密着型事業所を中心に毎月実施いたします。

利用者や事業所従事者からの苦情、相談、通報があった場合、調査が必要と判断した時は、最優先で随時実施します。

今年度から区独自の集団指導を、対象となる事業所の種別ごとに少人数グループで行います。先日、区内の全居宅介護支援事業所82ヶ所の管理者を対象に実施したところです。

今後、全訪問介護事業所78ヶ所の管理者とサービス提供責任者を対象にした集団指導も予定しています。

 集団指導におけるグループごとの少人数の場は、区からの指導を伝えるだけでなく、事業者からの現場の実態や悩みも聞き取る場にもしていくことが必要だと思います。

 朝日新聞の記事にも特集されていましたが、国の介護報酬単価の切り下げもあり、介護サービス事業者の運営も厳しくなり、ヘルパー報酬も下がってきて、介護の現場で働く人たちが苦しい状態です。「ヘルパーが足りない」という事態は昨年秋から顕著に起こり始めました。

私は昨年夏に障害者の介護サービスを行っている中野区内の事業所にインタビュー調査を行いましたが、そこですでに、どの事業者からもヘルパーを募集してもなかなか集まらないという声がありました。小さな事業所だから集まらないのではなく、江古田の森福祉施設の職員を募集してもなかなか集まらないという報道が昨年秋にされ、大きい事業者でも職員が集まらないという状態でした。少子化ですでに働く年齢に達した若者の数は減る一方で、労働がきついのに報酬が下がってきている介護職につく若者が減ってきているのが原因だともいわれています。こらからますます高齢化が進んでいくのに、それを支える人材が不足していく一方なのは深刻な事態です。

重い障害のある人たちの介護を支えているのは、主に小さな介護事業所です。重度訪問介護は身体介護などと比べ介護報酬が低く、区内の大手の介護サービス事業者で重度訪問介護を受けているところはほとんどないと思います。重度の障害者の介護サービスは小さな介護事業所が必死に支えている状態です。そんな介護の拠点をつぶさないような、適切な介護報酬単価の設定を国は行うべきだと考えます。介護の現場で働く人たちが希望とやりがいを持って働けるような環境整備が必要だと思います。

心配されていた江古田の森の高齢者関係施設の職員総数は、現在約250人で基準の208人を上回る人員配置となっているそうです。さらに、サービスを充実させるために職員を募集しているそうです。

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2007年7月 1日 (日)

指定管理者制度と保育園

 先日、打越保育園に見学に行きました。昨年4月から指定管理者による運営に変わり1年たったところで、現状はどうか、運営するにあたってどのような苦労があったかなど、園長さんや主任さんからお話をおうかがいしました。

 指定管理者制度が導入された中野区で3番目の区立園で、ピジョンという会社が指定管理者となり運営しています。中野区で休日保育を実施しているただ一つの園で、お正月3が日を除いて毎日開園しています。駅から近いためか延長保育の希望も予想を上回り、休日を含めたローテーションが当初慣れない中で大変だったそうです。なかなか休みも取れずやめていった保育士も少なからずいたそうです。現在は人手を増やしローテーションもスムーズになってきたということでした。休日保育などの特別な保育は通常保育に少し慣れてからはじめた方が良かったと思うとの感想でした。保護者と区役所担当者と一緒に何回もおこなった三者協議会が制度の変わり目の中で、とても良かったとのことです。

 ピジョンの園長さんは経験豊富な方で、ただ「預かる」だけの保育ではなく、親子が接する時間が充実できるように子育て支援を行なっていきたいと熱く語られました。毎日、子ども達の写真入りのクラス別のニュースを事務の方がつくって、夕方、園の廊下の壁にはっています。お迎えにきた保護者に好評だそうで、親子の会話が広がっていくきっかけにもなっているそうです。Photo

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2007年6月17日 (日)

介護制度の課題は大きい

 11日は補正予算の内示、午後からは委員会運営の研修会。そして、夜は地域包括支援センター運営協議会を傍聴しました。8つの包括支援センターからそれぞれ1分半ずつ報告がありました。もっと時間をとって現場の報告を聞きたかったと思います。特定高齢者への事業へのお誘いの電話かけで、「地域包括支援センターです」と名乗っただけで、電話を切られるという話や、「筋力向上トレーニング教室」のお誘いも、「筋力」が通じなくて「金力」と間違えられたりと、聞きなれない言葉はなかなか通じないという苦労話もありました。ほんとうにそうだなーと思いました。行政用語をわかりやすくすることが必要です。「特定高齢者」という言葉でさえも、よくわからないです。

 12日は江古田の森総合保健福祉施設を見学。午後は国際交流協会へ現場の話を聞きに行き、夜はケアマネ・ヘルパーの交流会に出席。どこの事業所も介護報酬が減る中で人手の確保が大変だと言います。これからの高齢化社会の介護の担い手を少子化の中で、どう確保すれば良いのでしょうか。課題は大きいです。

 

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2007年6月 9日 (土)

地域で生きる

 なんでもないところでも一人で転ぶわたしですが、先日転んでできた青あざと痛みがようやく癒えてきたところです。自転車ももちろんですが、歩くことにも気をつけている今日この頃です。

 先日は、障害のある小さな子ども達の通所施設「アポロ園」におじゃましました。登園から帰る時間まで3時間くらい、3才までのクラスの子ども達やお母さんたちの遊ぶ様子などを見せていただきました。今年は呼吸器をつけているお子さんがはじめて通園することになり、通園バスなどにも新たな対応が必要とされていることを担当分野課長などとも話合いました。

 また、先日は難病ALSの方のお宅を訪問しました。人工呼吸器をつけ寝たきりの奥様を、やはり最近難病にかかられた旦那さんが介護しています。訪問介護・訪問看護が24時間体制で奥様の介護を支えています。今、問題になっているコムスンなどの大手事業者は介護報酬が低い最重度の人達を支える重度訪問介護に取り組まないと聞きます。重度訪問介護は小さな介護事業所が支えています。旦那様がミキサーなどを使って作った手作りの流動食を、ヘルパーさんの介助で奥様がおいしそうに食べていらっしゃいました。

 介護に関する相談がいろいろ寄せられます。中野区では必要な人に必要な介護時間をとの方針で、重い障害があっても在宅での生活が支えられています。最近は国の法律改正などの影響で厳しい状況にもなってきているようです。区の職員の方々ともやり取りを重ねています。必要な人に必要な介護時間をの方針が崩れないように、重度の方々の生活を支えていきたいと思います。

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2007年5月19日 (土)

地域活動の場

 先週の日曜日は久しぶりに「もぐもぐじょうず」の会に参加。障害者福祉会館の二階の調理室を使って、みんなでサンドイッチとおにぎりを作る。そして、新しく近くにできた江古田の森防災公園に出発。防災公園入り口にある芝生のひろばでピクニックシートを広げて、おにぎりやサンドイッチをみんなでほおばる。おいしい! 「もぐもぐ」は私が15年ほど前、障がいのある人達といっしょに地域活動をはじめた場。今では若いボランティアの人達が運営している。

 その後、江古田の森公園を散歩する。貴重な樹木は残されている。落ちていたユリノキの花を拾う。見上げるユリノキは高木。イチョウの大木もあり森の中の散策。でも下草がきれいに刈られてないのがさびしい。いつかこの公園でつかまえたヘビももう住めないかもしれない。芝生をわざわざう植えるより、草を残しておいた方が森らしいのに。

 翌日、月曜日には、久しぶりに「ももぞのデイクラブ」におじゃまする。さくら館でボランティアの方々が取り組んでいる。軽く体操したり、歌を歌ったり。「ももデイ」もやはり16年ほど前に、私が認知症高齢者のことを考えるきっかけとなった地域活動の場。2つの場は大切にしたい。

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2007年5月 4日 (金)

小規模多機能施設スタート

 5月1日から新しい期の議員活動がスタート。初仕事が中野区初の小規模多機能施設「ふくろうの家」の開所式でのあいさつ。有限会社「ふくろうサポート」が設立した地域密着型の新しい福祉施設。泊まることも、通うことも、ヘルパーさんの訪問を受けることも、相談することも、介護が必要になっても地域で暮らすことができるための、様々な機能を兼ね備えた地域福祉の拠点である。西武新宿線沼袋駅の近く、沼袋商店街のそばにある。商店街や町会の人なども参加した開所式で、これから、高齢者だけではなく、障害者、子どもの拠点としても広げていきたいとの抱負が設立者の落合さんから語られた。

 こんな地域の拠点が中野区にもっと広がるように、私も地域福祉のためにがんばりたい。

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2007年2月12日 (月)

30年の歴史

 あちこちで梅の花が咲き始めています。我が家の梅の花はまだ咲きませんが、哲学堂の梅の花は見頃です。

 今日は、第一杉の子作業所30周年感謝の集いの日でした。30年、20年、10年勤続した人達が表彰されました。30年間はまさに「地域で生きる」場をつくる地域福祉の実践の歴史でもありました。その歴史を作ってきた人達の姿に胸があつくなりました。

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2006年10月31日 (火)

出直してよ!障害者自立支援法

Dscf0021_1 10月31日「出直してよ!障害者自立支援法」の大フォーラムが日比谷公園周辺であり、参加しました。全国からたくさんの障害者の人達や作業所の人達などが集まりました。中野区からもたくさんの人が参加していました。写真は厚生労働省前で法律の見直しを訴える人達といっしょにいる私です。

10月から障害者自立支援法が本格実施されました。障害程度区分のランクが決定され、地方によっては介護サービスの支給量が大幅に減らされた地域も出てきています。中野区ではサービス量を下げないということを約束させてきましたので、今のところ支給量が下がったという声はありません。しかし、ヘルパーの報酬が減らされ事業者がやっていけないという悲鳴を聞きます。今日は、「ヘルパーがいなくなった生活がしていけない。」という障害者の人と出会いました。ヘルパーがやめてしまい、障害者本人があちこち事業者に電話してヘルパーをさがしているのです。しかし、どこの事業者からも新規の人に対応できるヘルパーがいないと断られているそうです。ヘルパー不足はほんとうに深刻です。若い人達が希望を持ってヘルパー職につけるように、そして障害のある人達が安心してヘルパーの支援を受けて生活できるように、国は制度をもう一度見直すべきだと思います。

夕方、中野駅前でもそのことを訴えました。

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